オランダ・フランス・ベルギーの旅

2012.11.4〜11

  名古屋セントレア空港から韓国、中国、ロシアの上空を飛んではじめてのヨーロッパへ。ヘルシンキ経由アムステルダムまで約13時間のフライト。13時間を美魔女ふたり退屈もせずおしゃべりに夢中。付き合ってくれた相方の律子さんに感謝。行けども行けども続くロシアの氷原に、改めて地球の大きさを実感。

  オランダは紅葉の終わりの頃。寒さは覚悟していっただけにそう苦にはならなかった。7階立て、5階の姪っ子の住むマンションの窓から。

  アムステルダムは運河の街。自転車の多い街でもあった。

  白地に青のストライプのトラムは人気の公共交通機関。トラムに乗って街をめぐった。トラムの車窓から見える街並み。

  ダム広場前の王宮。現在は迎賓館。ダム広場はアムステルダムの歴史が始まった場所であり、アムステル川をダムでせき止めることにより発展した町の中心地。美魔女ふたり。

  観光馬車も走っていたよ。オランダは世界一一日の気候の変化が激しいところだそうで傘は必需品。気象予報士の研修はオランダで行われるらしいよ。

  運河に沿って並ぶ古いレンガ造りの家。運河巡りのクルーズで水上からアムスの街を眺めた。運河にはひしめくようにボートが係留されており、実際に人々が生活しているのには驚いた。

  アンネ・フランクの家。中立を宣言していたオランダに1940年ドイツ軍が侵攻し、アンネ・フランク一家が1944年発見され、アウシュビッツの強制収容所に送られるまでの2年間暮らした隠れ家。

  この建物の中の本棚を回転させると一家が住んでいた裏側に通じる階段があり、アンネが日記を書き続けた屋根裏部屋や狭い台所、寝室等息を潜めて生活していた様子を偲ばせるものが当時のままに保存されている。戦争の悲惨さに胸が詰まる。

  西教会。アムステルダム随一の高さを誇る。ベアトリックス現女王が結婚式を挙げた教会。

  国立ミュージアム。オランダ最大のミュージアム。レンブラントやフェルメールの絵画、細かい作業のドールハウスが印象に残っている。改装中だったため正面からは入れなかったが建物そのものも荘厳。

  レンブラントの{夜警」。 ミュージアム内は、基本的にカメラは発光しなければOK。でもこの「夜警」の前でカメラ操作を誤りフラッシュをたいてしまった。大きな警備員の女性が飛んできて「#$%&#$%・・・」「ソーリー、ソーリー」と平謝り。この「夜警」はキャンパス上のニスが黒ずんでしまったため「夜警」というタイトルにかわったのだということを後で知った。光のあたっている3人とバックの影のコントラストが特徴。

  市場に買い物に行った。果物屋さん。りんごはみかけが悪いけどとても甘くておいしかった。

  花屋さん。安いのにびっくり。そういえば私たち二人を歓迎してお部屋にいっぱいのバラがかざってあった。

  チーズ屋さん。小さく切って真空パックしてくれる。本場だから安くておいしい。

  パン屋さん。いずれもでかいよ。

  魚屋さん。まるでお菓子屋さんみたいにきれいな魚屋さん。サケ、イワシ、カレイ、イカなど種類は豊富。ハーリングといってニシンを生のまま塩漬けしたものにタマネギのみじん切りを乗せて食するのが有名で、口の中でとろりととろけるようにおいしかった。

  世界遺産のキンデルダイク。アムスから車で1時間半くらいのキンデルダイク郊外に19基の風車が残っている。風車は意外に大きく3〜4階建てというところか。風車は粉引き用よりむしろオランダの国造りに利用された。海抜0メートル以下の土地が国土の四分の一もある低地オランダでは洪水の恐怖が常にあった。そこで排水用の風車が活躍したというもの。

  現在は水揚機が活躍し風車の出番はないが、年に数回はいっせいに風車を回す日があるとのこと。壮観だろうな。

  キンデルダイクの説明看板。

  キンデルダイクの風車と姪っ子夫婦。ここまで車をぶっ飛ばしてつれてきてくれた若夫婦に感謝。感謝。

  アムステルダム中央駅。東京駅のモデルにもなったといわれるもの。ここからパリへ直行です。アムスは全体に治安が良く住みやすい街の印象だが、ここだけはちょっと要注意かな?。

  パリ北駅行きの新幹線。

  車内での親子。乗り心地上等。通路を挟んで4人がけの座席。私たちの座席には、5ヶ国語を話すおしゃれなおじさんが相席。自分は貴族だと言っておられたが?。

  朝食付きの一等車というので期待していたら、パン一個とウォーター、コーヒー又はジュースという質素な朝食。パン2個ほしいといったら「ノン」

  来たよ、来たよ。花の都パリへ。ナポレオンが戦いの勝利をたたえるために造らせた凱旋門。門を囲んで12本の通りが放射状に延びている。壁面の数々の彫刻がすばらしい。ナポレオンの彫刻もあったよ。

  その中のひとつ、華やかなシャンゼリゼ大通り。幅約100メートルと広いので渡るのが大変。両側にはマロニエの並木道。クリスマスのイルミネーションの準備が進んでいたが10日ほど早くて見れなかったのが残念。

  シャンゼリゼのオープンカフェで一休み。グラタンと木苺のタルトがおいしかった。

  パリのシンボル、エッフェル塔。1889年パリ万博のときに建てられた。その万博に日本から薩摩藩が参加したんだよね。当時の日本のお侍さんは、西洋の技術の凄さに驚いたことでしょう。展望台に昇るのに長蛇の列で昇れず。

  セーヌ河。エッフェル塔前の橋からサン・ルイ島にかかる橋までの約8キロほどが世界遺産に登録されている。上流から下流に向かって右岸は昔から経済の中心として栄え、左岸は芸術、文化が発展した街。クルーズ船に乗って優雅で贅沢な風景を満喫したよ。でも夜のクルーズでいい写真がとれなかったのが残念。

  2階建ての赤い観光バスから眺めるパリ市内。ノートルダム寺院。

  バスの車窓からみたパリ市内。

  バスの車窓からみたパリ市内。

  ヨーロッパ最大のデパート、ギャラリー・ラファイエット。最上階までの吹き抜けの色鮮やかなステンドグラスのドーム。クリスマス間近でスワロフスキーのツリーがすばらしかった。高級なブランド品を買ってるのはほとんどが中国人だったのには驚き。姪っ子の頼まれ物プランドmiwmiwのお財布が295ユーロだった。私はおすすめの紅茶とココアを買った。

  シャンゼリゼ通りの老舗カフェ、フーケッツ。夜になったので眺めただけ。

  夜のエッフェル塔。時間単位でイルミネーションが点灯するよ。

  宿泊したシャンゼリゼ通りのホテル玄関。

  ホテルの中庭。

  ホテルの朝食。

  ルイ14世がお迎え。バリから電車で3〜40分の郊外に絢爛豪華、栄華を極めたヴェルサイユ宮殿。

  広大な敷地に宮殿、散策用の庭園、その他の建物があり、総面積830ヘクタール、道の全長20キロ、樹木35万本ととてつもなく壮大な規模である。

  ルイ14世の命により、一流の美術家が集められ、莫大な費用と50年の歳月をかけて建てられた。

  ギリシアの神々をモチーフにした天井画。

  王の寝室。部屋つき侍従が重いカーテンを開け、「閣下、お時間です」と告げたそうな。

  王妃の寝室。フランス革命の折、暴徒が宮殿に押し入り、王妃マリー・アントワネットが逃げだした扉がペッドのそばにあったのも悲しい。

  食器の数々。

  王妃マリー・アントワネット用のティーカップかな?。

  宮殿のハイライト、鏡の間。外交のレセプションや舞踏会が開かれていたそうだが、これほど権力を誇示した建物があるだろうか。現在も国賓はここで迎えられている。

  宮殿の窓から見える中庭。あまり広くて、ちょっと休憩。パリ老舗のティーサロン「アンジェリーナ」でマフィンとコークを。そしてにここに来た記念にラデュレのマカロンとエッフェル塔のついたキーホルダーを買ったよ。

  宮殿とともに見所なのが広大な庭園。手前の大噴水と奥に見えるのが船も浮かんでいたという大運河。

  あまり広大な庭園なのでこのようなバスに乗って回ります。

  ルーヴル美術館。すべての作品を見るには一週間はかかるといわれるくらいの美の殿堂。一日で回ったので見落としがたくさん。また訪れたいものだ。

  ドラクロワの民衆を導く自由の女神 1830年 自由を象徴する女性がいきいきと描かれている。大好きな絵画。

  アングルのオダリスク 1814年 衣類や装身具の写実が本物ならではのすばらしさ。

  レオナルド・ダ・ヴィンチ 1503年頃 あまりにも有名な微笑。バックの風景の不思議さが話題になっているが、観光客が多くて近寄れず、あまり良くわからなかった。

  サモトラケのニケ ギリシア神話に登場する勝利の女神ニケの大理石像。頭部と腕はないが軍艦の舳先に立ち大きな翼が海風を押し切って広げられている力強い像。

  ミロのヴィーナス 1820年にギリシアのミロス島で発見された。愛の女神。全身を鑑賞できるよ。

  ベルギーの首都ブラッセルのグラン・プラス。 ヴィクトル・ユーゴーが世界で最も美しい広場と賞賛した大広場。現在は市庁舎となっている建物や王の家、ブラバン公爵の家などに囲まれた約110メートル×70メートルの広場。

 
  グラン・プラス周辺。ベルギーはフランス、ドイツ、オランダ、ルクセンブルグと国境を接しドーバー海峡を挟んでイギリスとも接している。首都ブラッセルはEU本部やNATO等の機関が集まる国際都市でもあり、ヨーロッパの心臓と呼ばれているそうだ。

  グラン・プラスの石畳。

  グラン・プラスの建物の一角にある有名なチョコレート屋ゴディバ本店。

  グラン・プラスの建物の一角にあるレース屋。

 
  グラン・プラスの建物の一角にあるレース屋。

 
  ショッピングアーケード。1874年に完成した、ヨーロッパで最も古いアーケード。

  チョコレート屋。ベルギー人のチョコレート好きは有名で年間一人当たり約4万円も食するそうな。

  チョコレート屋のカバ。もちろんチョコレートでできているよ。

  グラン・プラスを背にして道を抜けていくとお肉料理、魚料理が立ち並ぶ通りがある。

  「シェ・レオン」のムール貝料理。ムール貝とフライドポテトとビールのセットでした。

  小便小僧。彼が作られた由来はいろいろあるらしいが、そのひとつに、ブラッセルを敵が包囲し、城を落とそうと火薬の導火線に火をつけたが、ブラバン公の王子がおしっこをかけて消し味方を勝利に導いたというのがあるそうな。このかわいい像に世界中から衣装が贈られ現在世界一の衣装持ちとのこと。

  アントワープ市庁舎。アントワープはブラッセルから45キロ、オランダ国境まで30キロの位置。広場中央にブラボーの像がある。ブラボーとは古代ローマの兵士の名前。猛威を振るっていた巨人の手(アント)を切り取って投げた(ワープ)という伝説があり、これがアントワープの由来とされている。

  アントワープの町並み。

 
  ノートルダム大聖堂。ベルギーで一番大きなゴシック教会。「フランダースの犬」のネロにもでてくるルーベンスの祭壇画がある。

  これでオランダ、フランス、ベルギーの旅を終わります。ヨーロッパの歴史と文化、自然に触れたいい旅でした。案内してくれた麻ちゃんありがとう。また訪れる機会は多分ないだろうから、しっかり思い出として残し、折に触れ思い出したいものです。旅をした美魔女の3人、オランダ、ダム広場にて。

 
桜の旅へ    北海道の旅へ    HomePageへ